・・・無釉焼締めの魅力・・・
薪の灰が振りかかり、炎の力で溶かされる神秘的肌合い
土肌に緋色・小石の吹き出し・焦げ・ビードロ釉が流れ落ちる景色
緋色
鉄分や小石を含む山土を、そのまま使って形成し、薪窯で焼く
焼く時の温度、酸素の量、複雑な炎の流れなどで、赤・薄赤・赤黄・赤褐色と微妙に変化
小石の吹き出し
粘土に含まれている長石や石英の粒子が、焼きはぜの表面に白く吹き出す
焦げ
焚き口に近いところは、薪の灰が溜まるので(溜める)、裾の部分は、黒褐色に焦げる
この部分は炭素を含んで強い強還元状態
ビードロ釉
薪の灰が作品に降り掛かり、溶けるとガラス質の青緑色や黄緑色の自然釉になる
おまけ 「ひっつき」
窯中で隣の作品の一部が焼きつく ≪薪があたり移動≫
・・・これもまた、おもしろい景色である 『本人だけかな』・・・