さや鉢による焼成
薪窯でしか焼くことが出来ない緋襷、胡麻、緋色、焦げ、炭化を簡単に焼くことが出来る
緋襷
器と器がくっかない用に、間かませたのが始まり
藁に含まれている塩基成分が粘土中の鉄分の酸化を誘発し、赤色化する。
胡麻
薪の灰が胡麻をまぶした用に降り掛かり、出来る。
緋色
粘土の鉄分が酸化して赤・赤褐色に変化すること。
焦げ
作品に灰が厚く掛かると、強還元になり、褐色・黒褐色に変化する。
炭化
窯焚の最後に薪を燻し焼きで、黒く焼き上げる。
さや鉢
藁・籾殻
炭
珪砂・道具土・童仙房粉末
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さや鉢の底に敷いて、釉薬が溶け流れた灰が付かない様使用 左・・・珪砂2号 中・・・珪砂4号 右・・・童仙房粉末
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さや鉢の詰め方 ・・・緋襷・緋色 編・・・
さや鉢の底に珪砂を敷く
藁を作品に密着するように巻き付ける ・・・緋襷が綺麗に発色・・・
藁を交差させたり・束の量・密着度で面白い変が得られる
炭は下の方に焦げねらい
藁の燃えかすは、堅くパリパリしているので手袋して作業
さや鉢の詰め方 ・・・焦げ・炭化 編・・・
さや鉢の底に珪砂を敷く
さや鉢の中に大きめの炭と籾殻で満たす
使用する粘土は、鉄分が含む赤土を
さや鉢の詰め方 ・・・胡麻 編・・・
さや鉢の底に珪砂を敷く
天然松灰をポットミル・乳鉢で擦り、茶漉しで作品に掛ける
使用する粘土は、鉄分が含む赤土を
おまけ
さや鉢に立ち上がりのスペースが有るので作品の上に藁を敷き小物の作品を重ねる ・・・牡丹餅「ぼたもち」・・・
藁を巻きコーヒーカップを乗せて焼成すと、灰や炎が遮られて、皿の正面に円形の抜けができる
薪窯で焼成した感じで、一部は濃く・薄く掛ける
炭は多めに
濃く掛けた所は、ビードロ・胡麻のような焼き上がりが期待